生駒市民のための初心者向け生駒山ガイド
生駒に住んでいるなら生駒山には一度は登るべきだろうと思います。生駒山のマニアックなルートを歩くのが好きな私ですが、初心者向けガイドを書いてみようと思います。
生駒市オープンデータより
ルート
最初の生駒山は宝山寺参道からケーブル沿いに上がるルートが良いと思います。ほとんど舗装と石畳なので運動靴で大丈夫です。しんどくなったらケーブルカーにも乗れます。多少勾配はきついですが一番高低差が少なく、距離が短いルートですからゆっくり登れば山登り初めてでも大丈夫です。子供連れで遊園地まで歩いて登る人もたくさんいます。
服装・装備
上下ジャージ、運動靴でも大丈夫ですが私なりに書いてみます。逆にガチの装備があるならそれで行きましょう。生駒山もちゃんとした山です。恥ずかしがる必要はありません。
頭には帽子をかぶります。何でも良いです。
トップスはメッシュ素材の長袖Tの上に半袖Tで良いかなぁと思います。5月上旬~10月中頃。長袖だけだとおじさんのいろいろ醜いものが目立ちます。半袖だけは日焼け、虫、転倒とか考えるとおすすめではないです。よく見かけるボタンのある綿シャツですが下に着るメッシュ半袖Tを通り過ぎた汗がシャツまでいくので不快な時もあります。山専用のボタンシャツは機能性素材で別物だったりします。もう少し寒い時期なら、上に撥水素材の上着を羽織りましょう。ユニクロのブロックテックパーカーは安くて良いです。
ボトムはあり合わせのジャージや綿パンでOKです。ジャージは足が上げやすく汗を吸いませんが、どっかにひっかけて破れる恐れがあるので高いのはやめましょう。綿パンは汗を吸うと不快ですがひっかけて破れる心配が少ないので無難です。Gパンは汗をかくと足が上がりにくいのでやめた方がいいです。ボンタンだったらいけるかも・・・。化繊が入って伸縮するようなカジュアルなパンツでジャージより目の細かい生地のものを探してみるのがおすすめです。すでにタンスにあるかもしれません。
靴はトレッキングシューズが良いですが生駒山なら運動靴でも大丈夫です。
手袋も一応用意した方が良いです。ダイソーで薄くて滑り止めが付いたのを適当に買えば良いと思います。
雨具はありあわせのカサとカッパを両方持って行ってください。生駒山のように道が整備されていて暑い時期の登りならカサをさして歩いた方が快適です。寒い時期はカッパが楽です。下山は転倒の危険が比較すると多いのでカッパを着た方が良いかもしれません。カッパは防寒着にもなります。
装備は安く調達できるものは利用しましょう。ユニクロは定番ですが最近はワークマンもきてますよ。どっちも生駒にありますしね。良いのもが欲しくなったら最近移転したモンベルですね。アウトレットもありますから掘り出し物もあります。三井アウトレット鶴見も生駒から近いです。モンベル、コロンビアのアウトレット店が入ってますし、その他スポーツメーカもあります。バイクで行くと駐車場のわずらわしさがなくていいです。
私は山登りを始めると同時にトレッキングシューズ、カッパをモンベルで買いました。この2つは良いのもにする値打ちがあります。トレッキングシューズは通常防水があるので不意の雨でも歩き続けることを考えたら早めに欲しいです。カッパはゴム引きのカッパで実際に歩いて蒸れであまりに不快ですぐに買いました。次にモンベルのズボンが意外と安くて買いましたが、ズボンは専用でなくでなくてもかまわないと思います。丈の調整が会員ならタダなのは魅力です。リュックはトップバリュで長いこと歩いてましたし、トップスはカッパさえちゃんとしたのがあれば山専用でなくてもいろいろ流用できます。
ちょっと先のプランも書いてみましたが参考になるかと思って書きました。とりあえず生駒山だけならありあわせのものをうまく使って登りたいですね。
持ち物
防寒着:山頂は生駒駅より3℃ぐらい低いので最低1枚持っていきましょう。カッパと兼用できます。
雨具:カッパと傘
タオル:たまに忘れますが汗拭けません。
ドリンク:500mlペットボトルの水 1つで良いです。スポーツドリンクは今回のコースではいらないと個人的には思います。暗がり峠の方まで行くならスポーツドリンクやゼリー飲料を持っていくといいかもしれません。汗をかくと塩分が不足してくるので力が出なくなります。長時間歩くときは必要です。
このコースに限っては地図はなくても良さそうです。しかし、山に行くときは基本的に地図は持っていきます。15時ごろ宝山寺のあたりで大阪への下山道を聞かれたことがありますが、生駒に下山して電車乗るように言いました。危機感がなさすぎるのも困りものです。日が暮れると状況が変わり過ぎるので15時より早く下山予定を考えておきましょう。
私はスマホのバッテリー切れを考えて、紙の地図とヤマレコアプリを併用していますが、最低アプリは入れておきましょう。アプリは入れたあと圏外になっても使えるように必ず事前に地図をダウンロードしておきます。アプリはヤマレコの他にYAMAPも良いです。
あと念のために持ち歩いてるもの書いておきます。
笛、カロリーメイトブロック、予備の靴ひも、ビクトリノックス偽物、ロープ、LEDヘッドライト、ティッシュ、小銭 など
お楽しみ
途中にあるのは宝山寺。「湛海律師(じんかいりっし)」が歓喜天を祀って再興しましたが宗派は同じく奈良の西大寺を総本山とする真言律宗になります。本堂の背後に切り立つ岩壁にある般若窟は有名ですが、その岩壁は大きなもので東から見ると生駒山の山裾からポッコリ飛び出して見えます。
山頂周辺は生駒山上遊園地になっていますが山頂の三角点はSL列車というアトラクションの敷地の中にあります。平日は係員に声をかけると中に入れてもらえるかもしれません。
大阪方面の眺望は素晴らしいです。写真に上手に収めるのは難しいのですが他にはない景色が楽しめます。運が良ければ大阪湾、明石海峡大橋を望むことができます。