Dio クラッチ修理
原付スクーターは遠心クラッチを採用してるので、アイドリングでは勝手にクラッチが切れます。ところがアイドリングでもクラッチが切れなくなりました。原付スクーターなのにクリープ現象が出ます。セルを回すとクラッチ繋がってるので駆動系が抵抗になって重そうにまわります。取り回しは転がらないので無理矢理クラッチ滑らさないと前にも後にも行けません。早くなおさないと他のところが壊れそうな状況です。
この現象を調べてみるとクラッチスプリングが切れてるパターンが多いようです。しかし、8月の暑いさなか何度も駆動系ばらすのもしんどいので、ばらして確認せずにクラッチAssyをいつものお店でネットで購入しました。商品が届いたので多少暑さもマシになった4時半ぐらいから作業開始します。
いつものようにカバーはずしていきます。ボルトの長さが違うのでわかるように置いています。
早速クラッチベルはずそうと思うのですがビクともしません。いつものラチェットでダメなので、大きい方に替えてもダメです。潤滑吹いて、メガネレンチと、ゴムハンマーでやっとの事でネジがまわりました。
ベルトが取れないのでプーリー側もはずします。プーリー側は問題なく外れました。
クラッチベル側にすれた跡があり、クラッチ側のナットが緩んでいます。緩んだナットがクラッチベルに接触していたようです。このナットを締めたのは15年前の私です。整備不良ですかね。こんな特殊ナットどれだけのトルクで締めたら良いのかわからなかったよね。15年前の私をなぐさめる現在の私です。
緩んでますね。
こんな感じで締めました。今回の締め加減はしっかりアタリを確認するイメージで締めました。
そうこうしてる間にナイター状態になってしまいました。プーリー側もウェイトローラー、スターターピニオンもはずしてちゃんと組んでいきます。いつもは一気にばらして、写真をしっかり撮りながら組み立てているのですが暗くてきれいな写真が撮れなくて、作業時間のわりに全体的に写真少なめです。
なんとか組み上がりました。
カバー付けて完成。
クラッチAssyがデッドストックになってしましましたが、暑すぎて、しんどすぎて、なおったからまぁええかと言う心境ですね。
実走してみても症状バッチリ収まってました。こんなに転がり良かったっけと思いました。気持ちいいです。