平群メガソーラー
南生駒に住んでいますが、南西の山肌がえぐり取られて見えるようになりました。平群の方でメガソーラーの建設が進んでいるみたいです。
ポイント1
西側の木が伐採されていますが、東側は電力ケーブルを地中に埋める工事が行われるようです。ここから平群変電所まで地下ケーブルにて接続される様です。
ポイント2
こちらでは派手が始まっています。生駒平群発電所建設工事と看板に記載されています。かなり広大な開発計画です。広域農道はメガソーラーの建設のために敷設されたのでしょうか。いまいちすっきりとしない状況です。施主は協栄ソーラーステーション合同会社。施工は村本建設株式会社。開発は社団法人協栄エコソリューションです。
ポイント3
すぐ近くに土砂採取場が出来ています。
ポイント4
こちらも森林が派手に伐採されていますが、看板がないので目的がわかりません。
ポイント5
道路の広域農道の東側に残土処分地があります。こちらも結構大規模に森林伐採されています。砂防指定地らしいのですが、その真上でメガソーラーが建設されるわけですから心配になってしまいます。伊豆半島のような事は絶対に起こして欲しくないです。
これほどの森林を伐採して太陽光発電所を作って果たしてエコなのかと思ってしまいます。
伐採した樹木も有効活用されている気配はありません。丸裸になった山肌から土砂が流れないように周辺に並べているだけでしょう。この開発の下には椿台住宅、若葉台住宅がありますが、最近多発している水害のリスクが高くなっていないか心配です。
「平群のメガソーラーを考える会」は、4月に原告1000人近い訴訟を提起したものの計画を止めることは出来なかったようです。ところが6月23日、奈良県議会で議員よりこの問題について質問を受けた荒井正吾知事が工事の停止を指示したことで工事は止まりました。しかし、今後のどのような展開になるのかはわかりません。
このように開発はほとんどが外資によるもので今回の案件についても例外ではありません。豊かな自然を失った地元にはほぼ何のメリットもありません。
今回の工事で削り取られた磨崖仏のバチがあたらなければ良いのですが、なんとも納得がいかない話です。