事務所照明インバーター化
本編
いこまーく至上結構な大ネタを投稿していないことに気づいたので12年の時をへて今投稿します。
電気工事士2種を取ったので事務所の照明を改造した話です。
40W型蛍光灯が事務所部分に20本、バックヤードに4本付いています。元々の機器は東芝製FR-4457が付いてましたが、安定器1つでFLR-40Sを2本点灯するようになっています。すでにトランス部の絶縁が劣化してジィーという雑音が耳障りな状況でした。平成3年建築の物件ですから、一般的な照明機器の対応稼働時間40,000時間は完全に越えています。
インバータ化の主な目的を整理すると
- すでに寿命の照明機器を延命する
- Hf管対応により、40Wから32Wへ消費電力20%ダウンの省エネ
すでに寿命の安定器は残しておいても良いですが撤去します。
購入したのは同じ東芝のインバーターユニットです。
全部で12台施工しました。
- 東芝 FMB-2-326207R インバータ安定器 リード線付 32W 100V-242V 2灯用 @4,830-
インバーター回路はだいたいこんな感じですね。
元々の電線をなるべく生かした形で配線するために元の安定器より少し場所をずらしました。
閉端接続の絶縁圧着端子で接続
こっちは圧着スリーブ使っています。なんでそうしたのかは覚えていませんが、たぶん単線とより線を一緒に圧着するのを嫌ったのだと思います。新しいインバーターの付属リードは単線、元の配線はより線のように見えます。
こっちもスリーブです。
12年経ってもちゃんと全部使えていますよ。
効果
40W管球から32W管球に交換することで8W削減と理解して計算していましたが、照明機器の消費電力のデータがまだ手に入りましたので計算しなおしました。
元々のFR4457-200HSの消費電力は2本で85W
新しいFMB-2-326207R(200V)の消費電力は2本で67W
※てっきりHf管入れたら省エネになると思っていたら、ランプ何入れても消費電力変わりませんでした。
その差は18W
1日の勤務時間を8時間、年間稼働日数を260日とすると
18W×12ペア×8h×260日×12年 = 5391.36kwh
関西電力の従量電灯B 3段階目の単価は24.21円/kwh
5391.36kwh × 24.21 = 130,525円
12年で約130,525円のオトク、だいたい1年10,877円ぐらいですね。
LED化の場合
今はLED化があるのでLEDで施工していればどうなったかを比較のために妄想します。
元々のFR4457-200HSの消費電力は2本で85W
一般的に40W型直管LEDは1本18W、2本で36W
その差は49W
1日の勤務時間を8時間、年間稼働日数を260日とすると
49W×12ペア×8h×260日×12年 = 14,676.48kwh
関西電力の従量電灯B 3段階目の単価は24.21円/kwh
14,676.48kwh × 24.21 = 355,317.58円
12年で約355,317円のオトク、だいたい1年29,610円ぐらいですね。
比べるとLEDの省エネ効果がすごいですね。