奈良陸運支局でユーザー車検に挑戦
ステップワゴン編
6月11日 ステップワゴンのユーザー車検に行って来ました。陸運局はプロに厳しく、アマチュアに親切なところがありますので意外とハードルは低いのかもしれません。事前にやらないといけないのが車検の予約です。私は4日前に予約しましたが前日でも大丈夫だと思います。ネット予約もできるのでそちらを利用するのがおすすめです。
陸運局は管轄とか関係なく好きなところで車検を受けることができますが、私は管轄の奈良県「近畿陸運局奈良陸運支局」にて車検を受けました。奈良県以外では違う内容も含まれるかもしれませんので注意してください。次にやるのがクルマのチェックですね。
- 灯火類のチェック(前照灯ハイ、前照灯ロー、スモール、ウィンカー右、ウインカー左、ハザード、尾灯、ブレーキランプ、バックライト、ライセンス灯)
- 油液類残量(エンジンオイル、ブレーキフルード、ウィンドーウォッシャー液、ラジエーター液)
- タイヤの残量
- ブレーキパッド残量
- その他、液漏れ等の異常がないか?
- 車検対応でないカスタムはないか?
この辺りは最低でもチェックしておきましょう。
あと、当日でも可能ですが書類の記入です。事前に陸運局に行って必要書類を手に入れて作っておけば安心です。必要な書類は私の場合、セットで30円で購入できました。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(新旧2枚が必要)
- 自動車税納税証明書(継続検査用) 特定の条件で省略可能でほとんどの場合必要なくなりました。
- 使用者の認印 法人の場合は社長直筆のサインで必要ありません。
- 自動車検査票(書類セットに含まれる)
- 自動車重量税納付書(書類セットに含まれる)
- 継続検査申請書(書類セットに含まれる)
- 定期点検整備記録簿(書類セットに含まれる)
あとは当日の検査になります。前述のとおりアマチュアには親切なのでそれほど心配しなくて大丈夫です。私の場合は親切な女性の検査官でリラックスした状態で検査を受けることができました。光軸検査は事前に陸運局近くの整備工場で済ませておく人が多いようですが今回は何もせずに問題なしでした。朝早めに受付を済ませて、光軸検査で落ちた場合、速やかに周辺の整備工場に走って調整し、午前中に2回目の検査を受けれる体制を取れば、事前検査なしでも問題ないと思います。逆に光軸だけでなく、サイドスリップ、ブレーキ、スピードメーター、排ガスまで事前検査すればかなりの確率で合格できるでしょう。さらに点検簿作成までやってもらっておけばかなり安心です。いずれもリーズナブルにできますが、この辺りは料金をとリスクのバランスなので人それぞれではないでしょうか。
気になった点を箇条書きにします。
- シートベルトのチェックで3列目のシートを出してくださいと言われて慌てて出しましたが、事前に出しておいた方が良かったです。
- 発煙筒の有効期限のチェックはありませんでした。
- ボンネットのロックだけ並んでる間に解除してる人が多いです。
- ホイルキャップは外しておきます。バンのセンターキャップはそのままで良いです。
- 古い12か月点検のシール事前に剥がしておいた方が良いかもしれません。今回は指摘ありませんでした。
- ウォッシャー液は出れば良いみたいです。
- 9:10着10:40頃検査でしたが光軸落ちたら、午前中のリトライ厳しかったかもしれません。
今回は一発合格できました。ユーザー車検は受かったときの満足感が良いです。またやるかもしれません。
しかしながら、今までの車屋さんだとチェックしてくれていたことをチェックしていないことは注意だと思います。ブレーキフルードは本来車検ごとに交換すべきですが、ユーザー車検でも交換する人は少数派ではないでしょうか。ブレーキフルードは毎回でなくても2回に1回ぐらいは交換した方が良いと思います。ユーザー車検やって、自分の車の状態は自分で気にする心構えをもてたら良いですね。
プレオ編
7月2日にプレオの車検も行ってきました。6月11日にステップワゴンの車検行ってきたわけですが、車検証受け取った直後にプレオの分も調子に乗って書類購入しました。軽自動車の方もインターネットで予約できますが違うWEBサイトになります。今回は若干余裕かまして2日前の予約でしたが問題ありませんでした。
車検ラインも普通車と違う軽自動車検査協会のラインになります。「近畿陸運局奈良陸運支局」の北隣にあります。
クルマのチェックについても普通車と変わらないと思います。タイヤは替えたところなのでタイヤの心配はありませんでした。
書類の方もほとんど同じですが軽自動車の納税状況は陸運局で確認できないので軽自動車税納税証明書は必ず必要です。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(新旧2枚が必要)
- 軽自動車税納税証明書(継続検査用) 普通車と違い必ず必要
- 使用者の認印 法人の場合は社長直筆のサインで必要ありません。
- 軽自動車検査票(書類セットに含まれる)
- 自動車重量税納付書(書類セットに含まれる)
- 継続検査申請書(書類セットに含まれる)
- 定期点検整備記録簿(書類セットに含まれる)
当日の検査ですが、奈良の場合、初心者は1コースに入るように言われました。ただし、間違って2コースに入ってしまっても並びなおす必要はありません。
車検場内で、事故した人がいるのかこんな表示がされていました。
費用について
ざっくりと一般的な車検とユーザー車検の場合を見積もりしてみました。もちろんお店により値段は違うので本当に一般的かどうかは意見が分かれるかもしれません。
普通車2000cc ステップワゴンの場合
一般的な 車検 |
ユーザー 車検 |
|
基本技術料 | 15,000 | |
検査更新料 | 10,000 | |
整備代 | 20,000 | |
自賠責保険 | 25,830 | 25,830 |
重量税 | 32,800 | 32,800 |
検査料 | 1,100 | 1,700 |
書類代 | 30 | |
合計 | 104,730 | 60,360 |
実際はステップワゴンの重量税は前回は初回のみのエコカー減税で20,000円ですんでいたり、直後にオイル+エレメント交換に行ったら6,600円かかったりで、普通車のステップワゴンはお得感が少なめでした。結局法定費用60,300円がそもそも大きいです。
軽自動車4ナンバー プレオの場合
一般的な 車検 |
ユーザー 車検 |
|
基本技術料 | 10,000 | |
検査更新料 | 10,000 | |
整備代 | 15,000 | |
自賠責保険 | 25,070 | 25,070 |
重量税 | 5,000 | 5,000 |
検査料 | 1,100 | 1,400 |
書類代 | 30 | |
合計 | 66,170 | 31,500 |
プレオの場合は金額だけ見ると半額切ってるし、31,500円という価格を見ると安いって感じがします。
あと整備代は、だいたいこれぐらいはいつも言われてるかなという数字を入れてますが多い時もありますね。プリメーラ2000ccで車検代12万ぐらい言われたこともありますし、自分はタイヤ交換が車検と重ならないよう気にしていたりします。そういえばVTR1000Fのときはステムベアリング整備が入って、バイクなのに車検代が12万になってしまったこともありました。まぁ、そんな場合は事前に大体わかりますし、ユーザー車検しようとは思わないかもしれません。
「クルマの状態を維持する」のと、「定期的な車検に合格する」のにはやるべきことに少しだけずれがあるような気がしますが、整備工場は定期的に車検にクルマが持ち込まれるたびに「クルマの状態を維持する」ための整備も提案してくれます。車検でチェックする項目自体も結構的を射てるなと思いました。お役所がすることは無駄というイメージも正直少しあったのですが、それぞれの検査項目は一つ一つよく考えられています。これだけの項目をきっちりチェックしてくれるなら整備工場にお願いするのも場合も、今後は納得してお願いできそうです。