SONY液晶テレビ KDL-S19A10 分解
何となく就職したら最初のお給料で親になんか買ってあげるってイメージがあったのに、初任給が安すぎて何もできなかったのが28年前のこと。それから1回転職して、今の会社をやるようになって売上が多かった月に、東芝のビデオと一緒に買ってあげたのがこのテレビなんです。このテレビには13年越しの思いが詰まっています。それからすでに15年たち、おかしな症状が出ているので持って帰ってきました。
すでにチューナー部分は壊れていています。アナログ15pinがあるのでPCモニターになるかなぁと思うのですが、やっかいなのは時々画面が消えてしまうこと。
正面ですがなかなかデザインが良いです。BRAVIAではありません。WEGAですよ。
背面です。この頃は液晶テレビが今よりずいぶん高い時代、サイズの割に端子が多いです。
まだHDMIがない時代なんですねぇ。D4端子があります。今はまず見ないアナログ出力端子もあります。
ビデオ2は側面にあります。B-CASはもちろん大きいのです。
PC入力はアナログ15pinです。
アンテナ端子があります。ACアダプターはここにつなぎます。
分解してみます。しっかりとした作りです。裏蓋はタッピングではなく、すべてビスで止まっていました。
もう少しカバーを開けてみます。特に目視では異常はありません。
周りはこんな感じ。エアーでホコリを丁寧に飛ばして行きます。
組み立てから電源入れましたが症状は全く変わりません。5分に1回ぐらいの頻度で画面が消えて20秒ぐらいで再度点灯します。買った時のことはわかりませんが発熱が大きすぎる気もします。
諦めて数時間放置していると画面が消えなくなっています。ひょっとしたら治ったかもと期待します。しかし、一度電源を入れなおすとダメでした。
暖まったら正常なのかとも思い再度放置、画面が消えなくなったのを確認できました。画面が消えなくなるとアナログノイズもずいぶん少なくなります。この状態で動画再生してみると画面消えました。ちなみに画面消えると音も消えます。戻るときは音が先に復活して、数秒遅れて画面が復活します。
もう一回分解して、ヒートシンクに熱伝送グリスを塗ってみます。
こんな感じですね。
やっぱりかわりませんねぇ。
ディスプレーの画素数は1280×768
今時はちょっと物足りませんねぇ。
液晶は端の方が少し変色しています。
それでも少しパソコン操作してみましたが、1時間ぐらいでやっぱり目が疲れます。
まぁ、このテレビも限界と言うことで修理やめて捨てることにしました。